VCIX-DCV認定を取得しました
5/17に、VCAP-DCV Deployに合格しました!!!
いやぁ、控えめに言って超嬉しいです。
vSphere製品に携わって6年程経ちますが、こうして自分のスキルを資格という形で残せたことは、本当に嬉しいです。
合格通知がでたとき、思わずプラトーンのポーズをとったぐらいです。
これにより、DCV(Datacenter Virtualization)分野で、VCAPを2つ取得したため、VCIX-DCVの称号を取得することができました。
さて、VCAP-Deployについては海外のブログなどでは色々紹介されていたりもするのですが、あまり日本語で紹介しているブログなどもなさそうなので、秘密保持規約違反にならないレベルで、試験勉強どうやったかについて紹介したいと思います。
VMwareの試験について
VMwareの試験は、難易度が易しい順にVCA→VCP→VCAP→VCIX(VCAP×2)→VCDXというの5段階があります。
今回受験したのは、その中の「VCAP」と呼ばれる試験です。
これには、
VCAP-Design(設計試験)
VCAP-Deploy(構築試験)
の2種類があり、前者は設計に関する知識を問われる試験で、後者は実際のラボ環境を動かして、トラブルシューティングや指示された設定を正確に行うという、いわゆる実技試験です。
試験環境について(Deploy)
・問題数は、全部で17問ぐらいだったと思います。
・時間は、確か3時間30分(210分)だったと思います。
・試験環境のレスポンスは良く、フリーズしたり、反応が返ってこなかったりというのはなかったです。
ただ、画面がやたらと小さくて、操作がしづらかったと記憶しています。
試験開始直後の解像度などは、なぜか「640×320」とかで、文字がつぶれて全く読めなかったです。
・デスクトップに「PDF」というフォルダがあり、各種マニュアル(全部英語)が格納されています。
・Google Chromeは、「英語」オンリーで、HOLのように環境の日本語化はできません。
・右クリックは普通に押せます。
・画面の比率上、タスクバーを自動的に隠す設定にしないと操作がしづらいです。
といった形でした。
↑の通り、まずは試験開始と同時に、快適に試験が受けられるように、環境を整える必要があります。
試験へのアプローチ
まず、私の知識レベルは、vSphereについて一通り設計~構築まで出来る状態でした。
なので、完全に一から学習したわけではありません。
それでも、一番最初にやったことは、『試験範囲の確認』です。
↓ こんな感じで、公表されている試験項目と自身の経験、知識を照らし合わせて〇×表を作りました。
全部で141項目あったのですが、実に70項目以上に△ or ×(イマイチ理解できてない~未経験)という結果になりました。
経験者が聞いて呆れますね(自虐)
ただ、それだけvSphereの機能はたくさんあるということです。(自己弁護)
なお、↑の項目出しは、以下のサイトにお世話になりました。
見ていただければわかるかも知れませんが、試験範囲は膨大です。
脅すわけではありませんが、vSphereという製品を端から端まで、しかも割とマニアックな部位まで知っていないと、ダメです。
試験についての所感
合格した私がこのように書くと、自慢のように見えてしまうかもしれませんが、率直に言って難しかったです。
私が全問解き終わったのは、試験終了40秒前でした。
まず、vSphere Web Clientの操作感に慣れていることが、大前提。
また、「A」という機能の問題が出されたら、「Bを有効にして、Cを確認して・・・」といったように、問題から操作を滞りなく行わなければならないため、機能に対して、ある程度の造詣が必要になります。
そこで、おすすめしたいのが、VMware Hands-on Labsです。
自宅にvSphere環境を持ってる酔狂な方は、そういらっしゃらないと思いますので、気軽に試せる環境として、この上なく最適なツールになります。
↑ 私は、これを一番よく使いました。
本番の試験環境もこのHands-on Labs環境と酷似していますので、検証環境と疑似試験環境の両方が一気に触れる、まさに一石二鳥ですね。
このHands-on Labsをとにかく触りまくってください。
素晴らしいことに、試験範囲となっている機能のほとんどをこれで試せます。
英語に慣れよう
自慢ではありませんが、私は英語が嫌いです。
どれぐらい嫌いかと言うと、
ハンバーガーに入ってるピクルス
酢豚に入ってるパイナップル
焼売の上に載っているグリーンピース
ぐらい嫌いです。
嫌いだけならまだしも、苦手でした。
学生の頃も偏差値50超えたこともほとんどないようなレベルです。
ただ、悲しいことに試験は全部英文です。
英語に慣れろ、って言ってもどうしようもねぇよ…(´・ω・`) というあなた。
その気持ち、メッチャわかります。
英語の勉強までやってらんねー、という私が、試験対策としてやったことは、
- 先ほどご紹介したHands-on Labsも英語環境のまま使うこと。
- わからない・使ったことがない機能を、VMwareドキュメントで調べる場合には、日本語と英語の両方で調べる。
- よく出てくる英単語はエクセルとかでまとめて、何度も見返す。
この3つだけです。
これで、大体何とかなる…かもしれません。
試験勉強に裂いた時間
GW明けに受験しよう、と心に決めて、GWは心を殺して一日6~7時間程度毎日勉強しました。
GWも含めて、4/29~5/14の、約16日間が受験勉強に裂いた時間になります。
折角のGWを、ほとんど学習に費やすという選択をすることが、正直一番苦しかったかもしれません。
というわけで、VCAPのDeploy(構築) の試験について、浅ーくご紹介しました。
試験勉強を頑張る皆様の一助になれば、幸いでございます。
ではでは。