え?出てたの!?
どうも、皆さんこんばんわ。
皆さんは、「vCenter Converter Standalone」という神が与えたもうた移行ツールをご存じでしょうか?
物理サーバーを仮想マシンへと変換することができる神のごときツールであり、
その素晴らしき機能を誇りながら、何故か2017年あたりから一向に更新がなかったツールです。
今まで、vCenter Converterと一緒に50台以上のマシンをP2Vしてきましたが、
とても使いやすく、コツさえ掴めば綺麗に仮想マシンへ移行できる優れものです。
それだけに、「VMwareは開発をやめちゃったのかなぁ…」と悲しい思いをしていたのですが・・・
つ
い
に
!
バージョン6.3がリリースされました!!!!
いやね…結構前(10月ぐらい)に出てたらしいんだけど、5年も更新がなけりゃそりゃ気づかないよ…
リリース情報を見た時、喜びのあまり、プラトーンのポーズになりましたが、開発終了の正式アナウンスが出ていない裏で、ちゃんと機能更新が進められていたんですね。
今回は、Converter 6.3の更新点について、触れたいと思います。
機能追加などはない
主に、互換性拡大とバグフィックスがメインなようですね。
Win11とWinSrv2019,2022など、新しめのOSへのインストールにもちゃんと対応してくれました。
提案するとき、動作検証した上で「互換性ないですけど、使えますよ!」って言うと、慎重なお客様の場合、敬遠されるケースがあったので、ちゃんと互換性を担保してくれるのはうれしい・・・
また、変換可能なサポートOSも増えました。
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サポートされているゲスト OS
Converter Standalone 6.3.0 は、次のゲスト OS をサポートしています。
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Windows Server 2012 (64 ビット)
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Windows 8.1 (32 ビットおよび 64 ビット)
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Windows Server 2012 R2 (64 ビット)
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Windows 10 (32 ビットおよび 64 ビット)
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Windows サーバー 2016 (64 ビット)
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Windows サーバー 2019 (64 ビット)
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Windows 11 (64 ビット)
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Windows Server 2022 (64 ビット)
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CentOS 6.x (32 ビットおよび 64 ビット)
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CentOS 7.x (64 ビット)
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Red Hat Enterprise Linux 6.x (32 ビットおよび 64 ビット)
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Ubuntu 14.04 LTS (32 ビットおよび 64 ビット)
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Ubuntu 16.04 LTS (32 ビットおよび 64 ビット)
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新しめのOSが、やはり多いですね。
基盤との互換性は…
リリースされた時期の問題だと思いますが、対応は7.0U3までです。
vSphereは、現在8が出ているので、そちらとの互換性についてはOKとなっていません。
ここは、今後に期待ですね。
オンプレミスからVMware Cloud on AWSへ直接P2Vしたい!ってなったとき、
VMware Cloud on AWSのバージョンは8なので、ちょっと困りそうです。
インストールは今までと変わらない
以下、インストールの画面です。
うん。
特に変化ないですね!
今回は、喜びのあまり勢いでこのブログを書いてしまいました。
更新の背景には、やはり根強い人気があったのかもしれませんね。
私から言えることはただ一つだけです。
vSphere 8への対応、待ってるぜ!
ではでは~。