そうか、そうか

~とあるSIerの、哀と涙の軌跡~

これは孔明の罠 ~Windows Server 2022の起動に失敗するぜ~編

皆様、ごきげんよう

私です。

 

えー、突然ですが。

vExpertの申請落ちちゃいました(∀`*ゞ)テヘッ

 

まぁ、ここ1年ぐらいまともにVMwareの案件やってないから仕方ないよねー。

というわけで、今の私はvExpertの庵ちゃんではなく、何者でもない庵ちゃん…

生まれ変わったブランニュー庵ちゃんとでも言うべきでしょうか。

なんか、かっこいい・・・!(?)

 

さて、負け惜しみはこれぐらいにして、今回は、Windows Server 2022をvSphere基盤に導入した際に起きた、悲しい出来事について記載します。

 

 

あれ?起動しないぞ?

事象としては、とても単純な内容で、

 

ESXi7.0 Update3g の基盤上に、Windows Server 2022を導入する

Windows Updateを行う

再起動する

Windows Serverが起動しない…( ゚Д゚)

 

というものです。

 

「起動しない」というのが具体的にどういうものなかというと、

 

↑こんな感じのエラーが出ます。

メッセージを見てもらえればわかるのですが、

Windows Boot Manager以下、OSが入っている仮想ディスクがまさかのNot Found。

 

この時、私の脳内ではMr.Children「Not Found」のメロディーが流れていたとかいないとか。

 

原因はこいつかぁ

Windows Update直後の出来事だったので、おそらくWindows Updateのパッチがまずいのだろうなぁ、と思いながら、解決策を探したのですが、以下のKBがヒットしました。

 

Virtual Machine with Windows Server 2022 KB5022842 (OS Build 20348.1547) configured with secure boot enabled not booting up (90947)

 

これがドンピシャでした。

 

内容としては、

ESXi 7.x の環境 (※8.xは影響を受けないそうです)

Windows Server 2022

そして、2023年2月に配信されたKB5022842 が適用されている

この条件がそろったときに起こる事象のようです。

 

↓事象が起きたマシンのsysteminfo情報

 

中々ピンポイントですね。

うっかりエグゾディアの封印カードを揃えてしまった心境です。

 

対処方法

3つあるようです。

  1. ESXiのバージョンアップ(8.x or 7.0U3k以降)
  2. 仮想マシンの設定の編集から、「セキュアブート」のチェックを外す(既定で入ってる)
  3. そもそもKB5022842をインストールしない(一度インストールすると、消しても意味がないそうです

 

バージョンアップが難しい場合は、2か3を検討するしかありませんが、

知らずにKB5022842 をインストールしてしまった場合は、

セキュアブートを切るしかありません。

 

皆様、2023年2月のWindows Updateパッチにはご注意ください。