そういえば、これ試してなかったなぁ… ~ vCSAの Multiple Nics OKに咽び泣く男!編 ~
早いもので、1月が終わろうとしています。
これからの季節、一部の人に試練が訪れます。
そう、花粉症です。
かくいう私も、ヘビーな花粉症ホルダーで、2~3月は杉とヒノキに鼻をボコボコにやられ、ボックスティッシュを持ち歩かざるをえないほど、拗らせます。
耐えかねた私は、昨年、生まれて初めて、耳鼻科で鼻の粘膜をレーザーで焼きました。
効果は、1~2年程度だそうですが、その効果は凄まじく、花粉が狂ったように飛んでいる時期でも、多少鼻がムズムズする瞬間があるかな?ぐらいでした。
今までの鼻へのダメージが、ミルコクロコップの左ハイキックだとするならば、
レーザー照射後のダメージは、空中元彌チョップぐらいです。
価格は1万前後と、決して安くはありませんが、お悩みの方は、超おすすめです。
私と同じ、スギやヒノキに反応しちゃう系の人なら、大体12月~1月上旬ぐらいに施術するとよいらしいですよ★
さて、今回は、再びオンプレミスのvSphere 7 の機能で、解禁となっていた、
『vCenter Server Applicanceの複数NIC保持』について、記載しようと思います。
うん、そうなんだよ。これ、解禁されてたんだよね。
vCenter Server Appliance(以降vCSA)は、7.0から複数NICの保持が解禁されています。
そもそも、vCSAではなく、Windows OSにvCenter Serverをインストールしていた時代であれば、Windows OSでは複数NIC持つなんて当たり前のようにやっていました。
ところが、vCSAでは、vCenter HAを使う場合を除いて複数NICの保持が許可されておらず、バックアップと管理で2つNICを持たせたい!というお客様には、vCSAの制限ということで涙を呑んでいただいていました。
それが、ようやくvSphere 7で解禁された形になります。
この解禁自体は、把握していたのですが、vSphere 7解禁以降、VMware Cloud on AWSの導入案件ばかり携わっていたため、オンプレミス環境を触るのも本当に久しぶりです。
せっかくなので、新機能について、じっくりといじってみたくなりました。
この解禁は、何がうれしいのか?
私がもしそう聞かれたなら、「バックアップかな」と答えます。
昨今、Agentless型のバックアップソフトは、vCenter Serverを経由して、仮想マシンのバックアップを行うものがほとんどです。
バックアップソフトと何かしら通信を行う際、バックアップ用NWを設けておけば、管理用通信の利用頻度を下げることができます。
また、vCenter Server自身もConfig Backupを持っているため、バックアップ通信として、管理ネットワークとは別のセグメントを使えるとうれしいですよね。
実際に足してみた
まず、vCenter Serverの「設定の編集」から、ネットワークアダプタを追加します。
既定のVCSAのNICは、VMXNET3でできているので、追加するNICもそれに合わせます。
次に、VAMIに接続します。
https://<vCenter ServerのIP or Hostname>:5480
で、rootユーザーでアクセスします。
おやおやぁ
あれれー、おかしーぞー?vCenter HA用って書いてるー
VAMIから、ネットワークを確認すると、追加したNICが確認できます。
2つ目のNICは、↑のように、(vCenter Server HA用に予約済み)と出るではありませんか!
そうです。2つ目は、vCenter HA用に確保されてしまいます。
なので、ユーザーが自由に使えるのは3つ目のNICからになりますね。
というわけで3つ目を足してみます。
無事、3つ目を足せましたね。
足せたら、次は画面右上の[編集]をクリックして、NW設定を変更していきます。
これで、設定ができましたね。
ちなみにですが
上記の設定は、vCenter Serverをパワーオンした状態のまま行っています。
NICを追加し、VAMIの画面を更新すると、すぐに追加したNICの設定が編集できるようになります。
こうして、複数NICを持てるようになったことは、嬉しいですね。
というわけで今回は、非常に簡単ではありますが、
vCSAの複数NIC保持について、記載しました。
「7.0からは複数NICまたOKになったんですよーHAHAHA」っとお客様にお話しできるようになりますね!
ではでは。