そうか、そうか

~とあるSIerの、哀と涙の軌跡~

5%の純情な感情? ~VMCのストレージ閾値5%UPは偉大な一歩か 編~

皆様あけましておめでとうございます。私です。

あっという間に2022年になってしまいましたねー。

 

昨年、とあるプロジェクトで北海道に行きました。

 

12月上旬でしたが、珍しく根雪が全くなく、しかも気温も8度ぐらいと、歩きやすく、過ごしやすかったです。

毎回毎回寒い時期に行くので、ドカ雪!氷点下当たり前!な北海道しか知らないので、雪のない北海道はなんだかとても珍しく感じました。

 

さて今回は、VMware Cloud on AWSの(VMC)アップデート情報の一つで、喜ばしいものがありましたので、ご紹介したいと思います。

 

 

以前に

VMCの特徴というか、制限で「vSAN」の使用量閾値のお話しをしました。(良ければ過去ブログも見てね☆)

gokusan.hatenablog.com

 

おさらいですが、VMCは、Elastic DRSという独自の機能により、ESXiホストが自動でスケールアウトします。

 

Elastic DRSは、機能をオフにすることはできません。

できるのは、ポリシーを変更することのみです。

 

このElastic DRS、最大の難点は、vSANストレージ使用率75%でESXiホストが自動でスケールアウトしてしまう、というところでしょう。(※あくまで個人の感想です)

 

75% は結構なバッファだと思います。

割合(%)による閾値は、対象とする数値が大きければ大きいほど、その余剰も大きくなります。

 

100GBの75%は、75GBで、残りは100 - 75 = 25 GB 

1,000GBの75%は、750GBで、残りは1,000 - 750 = 250 GB

 

同じ割合(%)でも残容量は全然変わります。

 

vSAN構成だと、4台の40TB程度なので、40TB × (1-0.75) = 10 TB も余剰があります。

10 TBも余剰があるのに、「ストレージが足りん!」とESXiホストが自動追加されるのは、従量課金制度のVMCでは中々つらいものがありますよね。

 

割合じゃなくて、容量で決めてくれないかなぁ・・・

 

2021年11月9日のアップデートで

いやー超遅蒔きな内容で恐縮なんですが、ひっそりと、従来75%の閾値だったものが、80%に緩和されてました。

 

昨年、VMC案件をやった際に、お客様から不満が多かったのが、この75%閾値だったので、やはり各方面から、リクエストがあがったのでしょう。

 

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たかが5%。されど、5%です。

40TBなら、2TBの差ですので、マシン何台か分は余裕ができた感じでしょうか?

 

VMCのサイジングで最もネックになるのが、ストレージサイズなので、5%とはいえ、この緩和はうれしいですね!

 

でもでもぉ・・・できることなら、やっぱり割合じゃなくて容量がいいなぁ。。

今後に期待したいところです。

 

ではでは~